あらすじ:
マリー・アントワネットの真歴史を発掘するため18世紀のフランスにやってきたトキオたちは、ヴェルサイユ宮殿が「ファッションセンター う゛ぇるさいゆ」という洋服屋だったことに衝撃を受ける。店内でフランクな態度で接客するマリー・アントワネットに地味だと言われたトキオは、ピンクのワンピースを勧められて女装の快感に目覚めてしまう。そこにアクダーマが現れて、教科書の歴史どおりマリーに贅沢な生活をさせようとするのだが、ビマージョの着ていた服がババ臭いとマリーに貶されてしまい、怒って逃げ出してしまう。

マリーの若さと美貌と既婚と財産に嫉妬したビマージョは、ババ臭いと貶された自前の衣装が貴族に大好評だと知って、ファッションでリベンジすることを思いついた。超高級ファッションショップ「ブティック ビマージョ」を開店させ、貴族達の熱烈な支持を受けて大ブレイクする。カレンは春のコレクション発表会を開催して、う゛ぇるさいゆの洋服をPRするのだが、貴族たちに「安っぽい服」と一蹴されてしまう。そこにマリーの母親のマリア・テレジアが現れて、貴族たちのファッションを田舎でダサいと貶して一触即発の状態になるのだが、ビマージョの服が紙で作ったインチキ商品だとバレてしまう。

アクダーマがスキャン銃で噴水メカを作り出すと、トキオたちはメカブトンに乗り込んで突進するのだが、噴水メカは放水でメカブトンを迎撃すると、噴水の水の先端でメカブトンを転がし始めた。ピンチに陥ったトキオたちがスズムピーカーを呼び出すと、スズムピーカーは泣き落とし作戦で噴水メカの放水を中断させ、その隙にコスプレドッキングして主婦王に変形した。噴水メカはゲリラ集中豪雨で主婦王を攻撃するのだが、雨に濡れた貴族たちがマリーのTシャツを着てしまったため逆効果となってしまう。子供メカの投げた金貨の袋で放水口が塞がれてしまい、もう一方の放水口も子供メカが指を突っ込んだため暴発して破損。攻撃手段を失った噴水メカは、主婦王奥義・さいの目切りでバラバラに切り裂かれて爆発した。

マリーは助けてもらったお礼にダイナモンドを手渡して、トキオたちはポーズを決めると24世紀に帰還して真歴史をロックした。一方、同じく24世紀に帰還したアクダーマは、金貨を手に入れ損ねたことを悔やんでいた。そこにオヤダーマが現れて「オメエらが落としたのは金貨か?銀貨か?それとも銅貨か?」と訊ねると、アクダーマは金貨だと即答して、オヤダーマが「正直なオメエらにごほうびダーマ!」とおばあちゃんロボを登場させると、アクダーマはおばあちゃんロボに顎でこき使われてしまうのであった。


真歴史:マリー・アントワネットは洋服屋の店員だった。

*ゲストキャラクター
マリー・アントワネット:能登麻美子
マリア・テレジア:桃井はるこ
婦人1:田村聖子
婦人2:早水リサ
婦人3:まつだ志緒理
婦人4:天野由梨


善玉メカ:メカブトン、スズムピーカー(主婦王)
悪玉メカ:噴水メカ

コクピットメカ:
コクピットメカ「3丁目の河合百合子、68才です」「ちょっとビマージョさん、ビンカンは水曜日ですよ!」
おばあちゃんロボ「富士見町から来ました、スガイキンカ82才です。ちょっとビマージョさん、お部屋汚れてるわよ!ツブヤッキー、疲れちゃったわ。肩もんでちょうだい。ちょっと新人!なにボーッとしてんだい。さっさとお茶出しな!」

おしおき:おばあちゃんロボに顎でこき使われる

視聴率:3.8%




感想:
今回はタイムボカンというよりヤッターマンみたいなノリのお話でした。アクダーマがやったことはドロンボーのインチキ商売そのまんまで、紙の洋服屋も旧ヤッターマン第20話に登場したネタです。真面目に商売していれば普通に大儲けできたのに、欲をかいて自滅というのはボカンシリーズらしいオチで面白かったです。

ただ、メカ戦はご都合主義というか、ちょっと手抜き過ぎじゃないかというぐらい緊迫感ゼロでした。メカブトンが回転しているシーンも、最初はコクピット丸ごと回転させる大胆な演出だったのに、次のシーンでは回転せず水平のまま揺れてるだけとなり、「目が回るペラ」「吐きそう」と言わせてるのに説得力ゼロという手抜き演出になっていました。スズムピーカーの泣き落とし作戦も滑って寒いだけで、オヤダーマのお仕置きも爆発オチなしで消化不良のまま終了と、どうにも空回りしている印象が拭えません。お仕置きに登場したおばあちゃんロボは、第11話のサラバーちゃんメカとデザインが似ていて声も同じでしたが、特に関連性について語ることなく終わっており、もう一体のコクピットメカの名前がまた「コクピットメカ」だったりと、細かい部分で粗が目立ちます。

あとトキオの女装ですが、トキオが被害者兼ツッコミポジションだからこそギャグとして成立するのであって、今回のようにノリノリかつ執拗に女装ネタを繰り返していると、ギャグにならず気持ち悪い印象を受けます。カレンはトキオの女装に嫌悪感を示していましたが、第9話でガガーリンのトキオに対するセクハラを見て顔を赤らめており、明らかに腐女子要素を持ち合わせているはずなのに矛盾しています。トキオとカレンの反応を逆にして、トキオは嫌々なのにカレンは大喜びで強引に女装させる、というギャグなら問題なかったのですが、やはり脚本家同士で横の連携が取れていないのでしょうか。

最終話まで残り3話。きちんと大団円を迎えられるのか心配になってきました。


*登場人物について

トキオ:女装に目覚めたドM。スカートつまみ上げた時にガーダーベルトらしきものが見えている。地味が服を着ているというか、地味が地味を着ているとディスられた。

カレン:太ったという言葉に過剰反応するドS。コスプレではなく着ぐるみを着用するようになった。

マリー・アントワネット:毒舌でフランクな接客するコギャル風の店員。

ビマージョ:ぼかし入りでポロリ解禁。

ツブヤッキー:先っちょがビンカン。

スズッキー:紙で洋服を作る方が難しいと思う。