あらすじ:
渋谷でハロウィンの仮装を見ていたトキオは、カレンに呼び出されてハロウィンの真歴史を探しに出発した。1871年(明治4年)の鳥取砂丘に到着した二人は、突如現れたクイズ司会者の福澤さんにトットリ・オア・シマーネクイズを出題される。10月31日に『トットリ・オア・シマーネ横断ウルトラクイズ』が開催されると知った二人は、「トリック・オア・トリート」が「鳥取・オア・島根」だったことが今回の真歴史だと知り、賞金100円(トキオの時代に換算すると100万円相当)と副賞のラブラブお守りに釣られてクイズ大会に出場することを決意した。一方のアクダーマも、真歴史をぶっ潰してついでに賞金とラブラブお守りを手に入れるためクイズ大会に出場することになった。

大会当日。ウルトラクイズと同じBGMとセットが組まれる中、鳥取と島根のどちらかを選ぶ2択クイズが次々に出題され、トキオは鳥取ガイドで予習した知識をフル活用して、アクダーマはツブヤッキーの作ったカンニング眼鏡を駆使して勝ち抜いていった。そして迎えた決勝戦、トキオたちとアクダーマの一騎打ちとなった。ツブヤッキーはカンニング眼鏡で答えを調べようとするのだが、突然現れたカニに鼻を挟まれてしまう。眼鏡は砂浜に落ちた衝撃で壊れてしまうのだが、そうとは気付かぬツブヤッキーは間違った答えをビマージョに教えて不正解となってしまう。その隙にトキオが正解して、見事クイズ大会に優勝する。

アクダーマが松葉ガニにスキャン銃を照射して松葉ガニメカを作り出すと、トキオたちはメカブトンに乗り込んでメカ戦となった。松葉ガニメカは甲羅が硬く、メカブトンの体当たりを跳ね返すとハサミではさんで締め付けてきた。ピンチになったトキオは「本日のスーパードッキングルーレット」を起動させてカットンボを呼び出す。カットンボはカットビカット(催眠電波)を照射してアクダーマたちの目を回すと、その隙にメカブトンとコスプレドッキングして野球王に変身。野球王はノック乱打で攻撃するのだが、松葉ガニメカの硬い甲羅には全く効果が無く、再びハサミに捕まってしまう。絶体絶命の大ピンチかと思われたが、何故か松葉ガニメカがこのタイミングで脱皮を始めてしまい、硬い甲羅を脱ぎ捨てて柔らかい身体になってしまう。野球王がバットでフルスイングすると、松葉ガニメカは空中に吹き飛ばされて爆発した。

トキオとカレンは賞金と副賞を受け取るのだが、賞金は現代のお金に換金できず、また、副賞のラブラブお守りは中身がダイナモンド(真歴史)だったと知り、あてが外れた二人はガッカリしてしまう。しかし、クイズのスタッフに鳥取と島根のことをきちんと理解していたことを褒められると一転して機嫌を直し、ポーズを決めて未来に帰還した。

同じく未来に帰還したアクダーマは、会社のツケで買ったお土産の松葉ガニを食べていた。突如現れたオヤダーマにお土産を催促されて、慌てて松葉ガニを差し出そうとするのだが、すでに全部食べ終わった後だったため、鍋の材料にされてしまったのであった。


真歴史:「トリック・オア・トリート」は「鳥取・オア・島根」だった。

*ゲストキャラクター
福澤さん:福澤朗
鳥取県民:堀越省之助
島根県民:宮城志紀人
対戦者A:菅原慎介
対戦者B:乃村健次
おばさん:天野真実
子供たち:松田利冴、斉藤朱夏、春日望


善玉メカ:メカブトン、カットンボ(野球王)
悪玉メカ:松葉ガニメカ

コクピットメカ:
なし

おしおき:トングで掴まれて熱々の鍋の中に落とされる

視聴率:5.0%




感想:
今回はクイズがおふざけなしの真面目問題で、勧善懲悪のボカンシリーズらしい王道展開となりました。旧シリーズのように正しい歴史や教養をちびっ子に教えつつ、遊べる部分は目一杯遊ぶといった構成になっており、トキオもカレンもアクダーマにもそれぞれに見せ場のあるバランスの良いシナリオになっていました。

きちんとビマージョが健全なお色気担当をやっていたり、カレンが変顔やったり、BGMやアイキャッチやクイズのセットや罰ゲームがアメリカ横断ウルトラクイズそのまんまだったり、野球王が「めざせ三冠王!」と叫んだりと、旧シリーズファンを意識した演出が多くて面白かったです。

ただメカ戦についてですが、メカが脱皮するという突拍子もない展開は、元祖ボカン第54話でもオケラメカが脱皮していたので決して不自然ではないですが、何のきっかけもなく突然脱皮を始めるというのは乱暴だと思いました。元祖ボカンのオケラメカの場合は、ミサイルを避けるために意図的に脱皮したのですが、今回の松葉ガニメカは何の前触れも伏線もなく、いきなり戦闘中に脱皮を始めており、いくらギャグアニメとはいえ展開に無理がありすぎます。例えば、スキャン銃で照射した松葉ガニが脱皮直前の状態だったとか、トキオが野球王をオーバーヒートさせて高温を発したためその熱から逃げるために脱皮したとか、何かしらの伏線や原因を提示して、そのミスさえなければ勝利だった!という緊迫感を生み出すべきだったと思います。ただ、今回はコクピットメカが1体も登場しておらず、これも非常に不自然であり、もしかしたら途中のシーンがカットされて不自然になってしまったのかもしれません。

あと、福澤アナ本人の登場についてですが、やはり本人が本人役で登場するというのはボカンシリーズらしくないですし、そもそもウルトラクイズの司会といえば福留アナなので、無理して福澤アナ出さずに、ホリさんに福留アナの物真似させた方がより面白くなったと思います。


*登場人物について

トキオ:渋谷在住。今回はさほど酷い目に遭っていないが、カレンのラブラブお守り欲しい発言にショックを受けてたようにも見える。漫画にゲーム好きと、普通の少年っぽい一面が見られるようになってきた。

カレン:縁結びのお守りを欲しがったということは、探している彼氏とは片思いなのだろうか。

出来内:毎回同じ姿ばかりで存在意義が疑問に思えてきた。

福澤アナ:他の人と音声が違って聞こえるのだがアフレコ別撮りだったのだろうか。

ビマージョ:胸の揺れで大サービス。恋に憧れる=トキオに惚れるフラグ確定っぽい。

ツブヤッキー:おまけの2人扱いされて怒っていた。

スズッキー:ようやく第5話にしてトキオを転ばせるという見せ場を与えられた。