あらすじ:
コスモガレージ24を見学していたトキオは、GATE-02の中に入っている新型メカを見ようとするのだが、出左内に追い返されてしまう。織田信長の真歴史反応が出たため1560年の尾張の国に出発したトキオたちは、清洲城の頂上にしゃちほこではなくカブトムシが飾られているのを見て仰天する。兵士の身分が虫の兜で決まると知ったカレンは、拾ってきた枝を頭に差してオオクワガタの兜を偽装して城内に潜入した。

城内では信長は「虫を制するものは国を制す。まさに虫取り合戦の世なのじゃ」と叫び、兵士から献上された虫を鑑定して新たな身分を与えていた。トキオたちを南蛮渡来の人間と勘違いした信長は、天下人になるためスーパー・ゴールデン・キング・カブトムシを探していると話すのだが、そこに現れた木下藤吉郎が、スーパー・ゴールデン・キング・カブトムシの居場所が桶狭間にあって、しかも今川勢がすでに向かっていると知らせたため大急ぎで出陣していった。

桶狭間で今川義元と対峙した信長がスーパー・ゴールデン・キング・カブトムシを探していると、妨害に現れたアクダーマがスーパー・ゴールデン・キング・カブトムシに偽装したカナブンをばら撒いて、信長軍と今川軍は一触即発の状態になってしまう。カレンがアクダーマたちのドクロクラフターを発見すると、ツブヤッキーはスキャン銃を今川義元に照射して戦国武将メカを作り出して信長に切りかかるのだが、メカブトンに乗ったトキオたちに体当たりされてメカ戦に突入した。

戦国武将メカは腹部からハチミツの入った壷を発射してメカブトンにぶつけると、メカブトンは蜜まみれになって地面に墜落してしまう。メカブトンは蜜で視界をふさがれ、同時に大量の昆虫に覆われて身動きが取れなくなってしまい、そこに戦国武将メカが槍で猛攻を仕掛けてくる。メカブトンはシステムダウンで動けなくなって嬲り殺し状態になってしまい、時空管理局で様子を見ていた司令官は新型メカ・クワガッタンを出動させようとするのだが、背後から現れた出左内に「出さない」と羽交い絞めにされてしまう。その間にメカブトンはボロボロに破壊され、死を覚悟したトキオとカレンは最後の別れを告げるのだが、ようやく出左内を振りほどいた司令官がクワガッタンを出動させて最大のピンチを脱した。クワガッタンに乗り換えたトキオとカレンは、戦国武将メカをクワで挟むと「クワガタの刑」と叫びながら上下に高速回転させ、遠心力で遠くに投げ飛ばして勝利した。

信長たちが空を飛ぶスーパー・ゴールデン・キング・カブトムシの姿を見ていると、そのフンがダイナモンドに変化して真歴史達成となり、トキオたちはポーズを決めると未来に帰還した。

同じく未来に帰還したアクダーマは、あと少しで任務成功だったのにと嘆いていた。ツブヤッキーは作戦で残った偽カブトムシを高く売ろうと画策するのだが、オヤダーマに「ならお前らをカブトムシにしてやるダーマ」と頭に角をつけられ、そこに雷が落ちてきて真っ黒焦げになってしまうのであった。


真歴史:戦国時代の国盗り合戦は虫取り合戦だった。

*ゲストキャラクター
織田信長:伊丸岡篤
今川義元:白鳥哲
森蘭丸:米内佑希
木下藤吉郎:佐々健太
お付き:野瀬育二
門番1:各務立基
門番2:手塚ヒロミチ


善玉メカ:メカブトン、クワガッタン
悪玉メカ:戦国武将メカ

コクピットメカ:
おだてブタ「鳴かぬなら、鳴くまでまとう、おだてブタ」
カバメカ「カバの乾杯。オレに幸せあれ。セイッ」

おしおき:頭に角をつけて落雷で黒焦げにされる

視聴率:4.9%




感想:
今回はオーソドックスで暴走した演出もなく綺麗にまとめていました。カレンが身分高い扱いされて、最底辺扱いされたトキオを弄るシーンとかは面白かったのですが、これまで恒例だったメカブトン搭乗シーンがいきなり無くなったり、大ピンチなのに「本日のスーパードッキングルーレット」をやらなかったり、アクダーマの妨害作戦が意味不明だったりと、どうにも一味足りない、物足りない印象です。それぞれの軍勢になりすまして相手を攻撃すれば容易に合戦に発展したのに、PTAやBPOに配慮して尻すぼみになっているように感じます。

特に不可解だったのが、出左内がクワガッタン出動を妨害するシーンです。クワガッタンは出左内が開発したメカで、「まだ未調整だから出すつもりはなかった」とのことですが、メカブトンがボロボロに破壊され、トキオとカレンが殺される寸前になっても出動妨害する意味がわかりません。もしメカに熱い情熱を注いで大切にしているというキャラ設定なら、メカブトンが破壊される姿を平然と見過ごせるはずがありませんし、義理人情に厚い性格だとしたら、トキオとカレンを見殺しにするわけがありません。そもそもクワガッタン以外にもボカンメカは大量に待機しているわけで、「未完成のクワガッタンではなく別のメカにしてくれ」という趣旨での妨害なら筋は通るのですが、メカブトン破壊にも隊員の生死にも無関心どころか全力で足を引っ張る姿は、いくらギャグアニメとはいえ行動に一貫性が無さ過ぎで、むしろ嫌悪感を覚えます。

また、司令官はタイムテレビでトキオたちの戦闘シーンを見ていたわけですが、第4話で原始時代に漂流した際には100日近くも放置しており、こちらも行動に一貫性がありません。というか、司令官が戦闘を見ているならば、わざわざ「本日のスーパードッキングルーレット」をやらなくても、ピンチになった瞬間にメカ派遣すれば済む話になってきます。さらに付け加えると、ピンチになる少し前の時間帯にメカ派遣すれば、ピンチそのものを無かったことにして完勝することだって可能です。細かい時間指定のタイムワープは不可能ではないか、と反論がきそうですが、それはありません。第2話で体育の授業中のトキオを拉致した際に、カレンは「後でその時間に戻れば良いから」と言っており、分単位でのタイムワープが可能であると認めています。

そして、もう一つ不可解だったのがスキャン銃の設定です。ツブヤッキーが今川義元をスキャン銃で照射すると、義元は恍惚の表情を浮かべながら消滅して、メカ爆発後は木の上に引っかかった状態で救助を求めていました。つまり、スキャンと同時にメカの一部として取り込まれて、爆発と同時に解放されたということになるわけですが、第4話で片目のティラノをスキャンした際にはそんな現象は起きていません。照射した物質が消滅するようになったのは第6話の香水からですが、第9話の宇宙船は消滅せず残ったままになっており、設定に一貫性がありません。

虫のフンが突然ダイナモンドに変形したのも説明なくて意味不明でしたし、こうした視聴者置いてけぼりのご都合主義が視聴率に影響しているとしか思えません。来週も下ネタやるみたいで本当に不安です。


*登場人物について

トキオ:「虫とペットが好き」という設定があるのに、恐竜の回ほど興奮した様子を見せていなかった。

カレン:トキオをダンゴ虫扱いして喜ぶドS。

ペラリーノ:肝心な時に「本日のスーパードッキングルーレット」を起動しない役立たず。

出左内:時空管理局のガン細胞。いくら優秀なメカニックでも、やったことは間接的な殺人未遂で笑えない。

織田信長:顔がのっぺりしていて印象が薄かった。

スーパー・ゴールデン・キング・カブトムシ:フンがダイナモンドになるなど、ヒッサツマンの御国鳥と類似点が多かった。

ビマージョ:おしおきの爆発でブラヌードを披露。

ツブヤッキー:全国の女子高生に向けて勝利宣言する姿が可愛い。

スズッキー:影が薄かった。